再放送 [炊き出し日記]
先月の25日に、テレビ朝日のスーパーJチャンネルで放送された、
池袋の炊き出し存続危機についての報道と、
同じものが、本日、今度はBS朝日m13時〜14時の間に放送されるそうです。
12分の内容です。
放送内容についての、めう三毛女の記事はこちら。
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2009-08-26
1時間前のお知らせになってしまいましたが・・・
池袋の炊き出し存続危機についての報道と、
同じものが、本日、今度はBS朝日m13時〜14時の間に放送されるそうです。
12分の内容です。
放送内容についての、めう三毛女の記事はこちら。
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2009-08-26
1時間前のお知らせになってしまいましたが・・・
会長がんばってます [炊き出し日記]
tenohasi会長で、精神科医の森川すいめいさんが、
池袋でのホームレス支援活動を、精神疾患を持つ人への支援の
一つの形としてとらえ、
その重要性を区役所に訴えて下さっています。
そして、それを裏付ける森川さんの調査について、
今日のYahooニュースにも載っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000050-mai-soci
tenohasiは、ホームレス支援をするにあたって、
最初からこういう支援をしよう、
と申し合わせていた訳ではなかった・・・と思います、
私の知るところでは・・・
でも、役所も医療機関も、他のどの福祉機関も受け入れることができないような、
処遇困難な方が実際とても多くて、その都度必要なことを学んで行ったら、
(実に色々なケースがあるので、支援の形も様々です。)
自然にそういう支援・・・「精神的なケア」が必要、という結論にたどり着いた、
ということのように思います。
(もともとtenohasiには、北海道の「べてるの家」のやり方に、
共感する人が多い(「べてる菌に感染した」というべきか!?)、
ということもあると思いますが・・・めう三毛女も保菌者です!
「べてるの家」については、こちらをどうぞ)
http://bethel-net.jp/
tenohasiならではの、こういった支援が、今後も何らかの形で続けて行けるように、
また、森川さんを始め、tenohasiの中心の人達がやって下さっている、
様々な交渉や行動が、周囲の理解につながって行くように、と思います。
池袋でのホームレス支援活動を、精神疾患を持つ人への支援の
一つの形としてとらえ、
その重要性を区役所に訴えて下さっています。
そして、それを裏付ける森川さんの調査について、
今日のYahooニュースにも載っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000050-mai-soci
tenohasiは、ホームレス支援をするにあたって、
最初からこういう支援をしよう、
と申し合わせていた訳ではなかった・・・と思います、
私の知るところでは・・・
でも、役所も医療機関も、他のどの福祉機関も受け入れることができないような、
処遇困難な方が実際とても多くて、その都度必要なことを学んで行ったら、
(実に色々なケースがあるので、支援の形も様々です。)
自然にそういう支援・・・「精神的なケア」が必要、という結論にたどり着いた、
ということのように思います。
(もともとtenohasiには、北海道の「べてるの家」のやり方に、
共感する人が多い(「べてる菌に感染した」というべきか!?)、
ということもあると思いますが・・・めう三毛女も保菌者です!
「べてるの家」については、こちらをどうぞ)
http://bethel-net.jp/
tenohasiならではの、こういった支援が、今後も何らかの形で続けて行けるように、
また、森川さんを始め、tenohasiの中心の人達がやって下さっている、
様々な交渉や行動が、周囲の理解につながって行くように、と思います。
アステン先生と炊き出しに行く [炊き出し日記]
先週の金曜日、あと2回になったマザーの炊き出しに、
私の教会の牧師、アステン先生ことM先生と、
役員のYNさんと、教会員のISさん(この二人も妖怪かもしれない)と、
4人で行きました。
いつも礼拝ではスーツを着ておられるM先生が、
この日はラフな格好をなさっていたら、
ますます得体の知れない感じで、私はうれしくなりました。
(妖怪云々については、カテゴリ「勝手に妖怪図鑑」をご覧下さい。)
炊き出しの会場では、その日集まった人で色々な係を分担するので、
あんまりいっしょに行動はできなかったのですが、
それぞれにこの炊き出しを体験なさって、
色々と感じられたようでした。
私の教会では、長年山谷にある、「山谷兄弟の家まりあ食堂」
と関わりを持っているので、いずれの方も
ホームレス支援が初めて、という訳ではなかったのですが、
500人以上の人が参加する炊き出しは初めてだったとのことで、
(もとはここも、2〜300人規模だったのですが・・・)
そんなに多くの路上の人々が集まること、
そして、炊き出しが整然と行われていることに
驚いておられたようでした。
**************
路上の方々をめぐる環境が、ここに来て、
更にカタストロフィックな様相を呈して来ました。
9月に、渋谷の宮下公園も閉鎖され、ナイキ公園になるのだとか・・・
そこにブルーシートでテントを作っていた30人あまりの方々は、
やはり排除され、炊き出しもできなくなる・・・ということが明白です。
(詳しいことは下記へどうぞ)
http://minnanokouenn.blogspot.com/
行政の人々は本当に、この冬に向かって、
ホームレスは死ね、と思っているとしか思えません。
本当に、野たれ死にと自殺者がたくさん出たら、
誰が責任を取るんですか!?
昨日は選挙があり、政権交代となりましたが、
選挙権もない路上の人々は、投票に行けないため、
自分達の生活について、何の権利も(生存権すら)主張できずにいます。
新しい政権の人々は、なかなか票田にはならないこの人達をも
(たくさんの人が自立できれば、投票できるようになりますが)
顧みてくれることを期待したいと思います。
私の教会の牧師、アステン先生ことM先生と、
役員のYNさんと、教会員のISさん(この二人も妖怪かもしれない)と、
4人で行きました。
いつも礼拝ではスーツを着ておられるM先生が、
この日はラフな格好をなさっていたら、
ますます得体の知れない感じで、私はうれしくなりました。
(妖怪云々については、カテゴリ「勝手に妖怪図鑑」をご覧下さい。)
炊き出しの会場では、その日集まった人で色々な係を分担するので、
あんまりいっしょに行動はできなかったのですが、
それぞれにこの炊き出しを体験なさって、
色々と感じられたようでした。
私の教会では、長年山谷にある、「山谷兄弟の家まりあ食堂」
と関わりを持っているので、いずれの方も
ホームレス支援が初めて、という訳ではなかったのですが、
500人以上の人が参加する炊き出しは初めてだったとのことで、
(もとはここも、2〜300人規模だったのですが・・・)
そんなに多くの路上の人々が集まること、
そして、炊き出しが整然と行われていることに
驚いておられたようでした。
**************
路上の方々をめぐる環境が、ここに来て、
更にカタストロフィックな様相を呈して来ました。
9月に、渋谷の宮下公園も閉鎖され、ナイキ公園になるのだとか・・・
そこにブルーシートでテントを作っていた30人あまりの方々は、
やはり排除され、炊き出しもできなくなる・・・ということが明白です。
(詳しいことは下記へどうぞ)
http://minnanokouenn.blogspot.com/
行政の人々は本当に、この冬に向かって、
ホームレスは死ね、と思っているとしか思えません。
本当に、野たれ死にと自殺者がたくさん出たら、
誰が責任を取るんですか!?
昨日は選挙があり、政権交代となりましたが、
選挙権もない路上の人々は、投票に行けないため、
自分達の生活について、何の権利も(生存権すら)主張できずにいます。
新しい政権の人々は、なかなか票田にはならないこの人達をも
(たくさんの人が自立できれば、投票できるようになりますが)
顧みてくれることを期待したいと思います。
放送されました。 その2 [炊き出し日記]
下の記事で、既ににぼしさんとお話してしまいましたが、
25日に、テレビ朝日のスーパーJチャンネルで、
再び池袋の炊き出し存続危機に関して放送されました。
今回は、12分ということで、
前回よりもずっと丁寧に問題を追った内容になっていました。
前回の放送の時は、役所の人達が言う「苦情」について、
その背後にある「偏見」にも配慮して放送して頂きたい、
というようなことを、はからずもブログ上で、
担当ディレクター様とお話をさせて頂いたのですが、
今回はその「苦情」の内容について、
お店の前にタムロして困る、という具体的なものや、
炊き出しに集まる人が増えて苦情が増えた、ということなど、
事実から来る苦情のみが示されていて、
中立的な視点になるように、配慮されていたように思います。
取材して放送して下さったテレビ朝日のみなさま、
ありがとうございます。
池袋の炊き出しを利用なさっている二人の方の生活を追うことで、
ホームレスの方々の生活の過酷さを訴えていました。
何時間もかけて歩いて炊き出しに行く60代後半の方は、
普通ならばもう、お仕事を引退して、
年金などでゆっくりと暮らしておられる頃です。
でも、50年まじめに働いた後に、病気になり、
その後仕事に復帰できずに、今は路上の生活になったそうです。
なぜその方が、生活保護で暮らすことができないのか、
その理由はよくわかりませんでしたが・・・
(難しい理由があって、生活保護を申請できなかったり、
受けられなかったりする方もおられます。)
路上で5キロ痩せてしまった、と言っておられましたが、
その細いからだを見ていて、
また、炊き出しを求めて何キロも歩かれる様子を見て、
この冬をこの方は越せるんだろうか?と心配になりました。
**********
余談ですが、
一般には知られていないかもしれませんが、
都会のど真ん中、池袋駅の周辺でも、
真冬には時々、路上の方の凍死者が出ます。
(真冬以外でも、もちろん路上で亡くなる方はおられますが。)
tenohasiの夜回りや福祉班の活動で、
危ない状態の方を見つけると助けていますが、
それでも亡くなる方が出てしまうことがあります。
特に派遣切り等で突然にホームレスになってしまった直後の方が、
炊き出しや様々な支援の存在を知らないまま、
何の支援にも繋がることができないゆえに、
行き倒れて亡くなったり、絶望のあまり自殺してしまったり、
というケースがとても多いのです・・・
路上に放り出されてから、ずっと食べていなかったところを
偶然この炊き出しを見つけて、
何日かぶりかの食事をするような方もおられます。
(1週間食べていなかった、という方に会ったこともありました。)
そういう意味で、
「この人は炊き出しがなかったから死んだ。」と
死因が特定されて世の中に発表される訳ではないですが、
「炊き出しがあったら死ななくても済んだかもしれないのに。」
という死者が今後増えるであろうことが、とてももどかしいです。
区役所にはもっと、炊き出しの有無を
人の生死の問題として、考えてほしい。
苦情がなくなることと、区内に野たれ死にがなくなることと、
どっちが重大なのかを考えてほしい。
(苦情を無視しろ、ということを言っているのではありません。
区のトップの方々や担当者が、もっとまじめに、本腰を入れて、
炊き出しや様々な支援の存続について、
周囲の人々の理解が得られる方法について、
私達といっしょに考えてほしい、ということなのです!)
死者が出ても平気、弱者は死んで当たり前、という社会なんて、
まるで内紛や貧困に悩む後進国に住んでいるようです。
不景気なんだから仕方ないよ、などと言って、
人が死んで行くのを黙って見ているのなんて、嫌です!
だから、私はあきらめません。
25日に、テレビ朝日のスーパーJチャンネルで、
再び池袋の炊き出し存続危機に関して放送されました。
今回は、12分ということで、
前回よりもずっと丁寧に問題を追った内容になっていました。
前回の放送の時は、役所の人達が言う「苦情」について、
その背後にある「偏見」にも配慮して放送して頂きたい、
というようなことを、はからずもブログ上で、
担当ディレクター様とお話をさせて頂いたのですが、
今回はその「苦情」の内容について、
お店の前にタムロして困る、という具体的なものや、
炊き出しに集まる人が増えて苦情が増えた、ということなど、
事実から来る苦情のみが示されていて、
中立的な視点になるように、配慮されていたように思います。
取材して放送して下さったテレビ朝日のみなさま、
ありがとうございます。
池袋の炊き出しを利用なさっている二人の方の生活を追うことで、
ホームレスの方々の生活の過酷さを訴えていました。
何時間もかけて歩いて炊き出しに行く60代後半の方は、
普通ならばもう、お仕事を引退して、
年金などでゆっくりと暮らしておられる頃です。
でも、50年まじめに働いた後に、病気になり、
その後仕事に復帰できずに、今は路上の生活になったそうです。
なぜその方が、生活保護で暮らすことができないのか、
その理由はよくわかりませんでしたが・・・
(難しい理由があって、生活保護を申請できなかったり、
受けられなかったりする方もおられます。)
路上で5キロ痩せてしまった、と言っておられましたが、
その細いからだを見ていて、
また、炊き出しを求めて何キロも歩かれる様子を見て、
この冬をこの方は越せるんだろうか?と心配になりました。
**********
余談ですが、
一般には知られていないかもしれませんが、
都会のど真ん中、池袋駅の周辺でも、
真冬には時々、路上の方の凍死者が出ます。
(真冬以外でも、もちろん路上で亡くなる方はおられますが。)
tenohasiの夜回りや福祉班の活動で、
危ない状態の方を見つけると助けていますが、
それでも亡くなる方が出てしまうことがあります。
特に派遣切り等で突然にホームレスになってしまった直後の方が、
炊き出しや様々な支援の存在を知らないまま、
何の支援にも繋がることができないゆえに、
行き倒れて亡くなったり、絶望のあまり自殺してしまったり、
というケースがとても多いのです・・・
路上に放り出されてから、ずっと食べていなかったところを
偶然この炊き出しを見つけて、
何日かぶりかの食事をするような方もおられます。
(1週間食べていなかった、という方に会ったこともありました。)
そういう意味で、
「この人は炊き出しがなかったから死んだ。」と
死因が特定されて世の中に発表される訳ではないですが、
「炊き出しがあったら死ななくても済んだかもしれないのに。」
という死者が今後増えるであろうことが、とてももどかしいです。
区役所にはもっと、炊き出しの有無を
人の生死の問題として、考えてほしい。
苦情がなくなることと、区内に野たれ死にがなくなることと、
どっちが重大なのかを考えてほしい。
(苦情を無視しろ、ということを言っているのではありません。
区のトップの方々や担当者が、もっとまじめに、本腰を入れて、
炊き出しや様々な支援の存続について、
周囲の人々の理解が得られる方法について、
私達といっしょに考えてほしい、ということなのです!)
死者が出ても平気、弱者は死んで当たり前、という社会なんて、
まるで内紛や貧困に悩む後進国に住んでいるようです。
不景気なんだから仕方ないよ、などと言って、
人が死んで行くのを黙って見ているのなんて、嫌です!
だから、私はあきらめません。
これからのほっ友 [炊き出し日記]
昨日は、南池袋公園で最後の「ほっ友(お茶会)」がありました。
tenohasiの炊き出しはまだ、9月12日もあるのですが、
「ほっ友」は第4土曜日だけなので、最後なのでした。
いつものようにみんなで集まり、
いつものようにコーヒーを作って配り、
いつものように手作りのおやつを食べ、
いつものようにゲームをし、歌を歌い、
いつものようにお話をしました。
昨日のお話のテーマは、「さようなら南池袋公園」ということで、
南池袋公園にまつわる、それぞれの思い出を話し合いました。
南池袋公園の良かったところ・・・
お仕事の合間の人も、将棋をしているおっちゃん達も、お年寄りも、
デート中のカップルも、若者も、子供も、ホームレスも、
とにかく色々な人がゆるゆると共存できる場所だったことだ、
と何人かの人が言っていました。
本当にそうだなぁ、と思いました。
また公園内には、桜を中心に多くの木が植わっていて、
四季折々の表情を見せてくれて、
都会に住む私達の心をなごませてくれました。
みんなそれぞれに、この公園で、色々な人や出来事に出会い、
考え方が全く変わったり、生活が全く変わったり、
お互いを隔てていた壁が壊れて、お友達になったり・・・
振り返ってみると、本当に多くのかけがえのないものを
私達それぞれに与えてくれていた公園なのだな、と思いました。
ここでほっ友ができなくなることは、とても残念です。
でも、メンバーの誰かが、
「これで終わりじゃないんだ。これからまた、新しいほっ友が
始まるんだから。」と言っていました。
来月からは、もしかしたら、今までのように広いスペースを使って、
コーヒーを作ってみなさんにお配りする、
というようなことは難しいかもしれません。
(コーヒーだけ飲みに来られる方も含めて、100人前後に配っていました。)
でも、本来ほっ友がめざしていること・・・
孤独や心の傷に苦しむ路上の人々の、心のケア・・・
安心して心の内を話し合える場所を作り、
再び立ち上がるための力や、きっかけを得てもらうこと・・・
そのための場所だけは、来月からも確保して行きたいと思います。
もちろん、tenohasiがこれまでにして来た、あらゆる支援が、
(炊き出し、医療相談、生活、福祉相談、法律相談、鍼灸等)
来月からもみんないっしょに継続できるように、
各方面から働きかけたり、
場所や方法を探したりして行きたいと思います。
(すべての支援がいっしょにできなければ、
本当に困っている人が必要な支援に、なかなか巡り会えないので、
やはり、すべての支援がいっしょに行える場所と方法を探しています。)
tenohasiの炊き出しはまだ、9月12日もあるのですが、
「ほっ友」は第4土曜日だけなので、最後なのでした。
いつものようにみんなで集まり、
いつものようにコーヒーを作って配り、
いつものように手作りのおやつを食べ、
いつものようにゲームをし、歌を歌い、
いつものようにお話をしました。
昨日のお話のテーマは、「さようなら南池袋公園」ということで、
南池袋公園にまつわる、それぞれの思い出を話し合いました。
南池袋公園の良かったところ・・・
お仕事の合間の人も、将棋をしているおっちゃん達も、お年寄りも、
デート中のカップルも、若者も、子供も、ホームレスも、
とにかく色々な人がゆるゆると共存できる場所だったことだ、
と何人かの人が言っていました。
本当にそうだなぁ、と思いました。
また公園内には、桜を中心に多くの木が植わっていて、
四季折々の表情を見せてくれて、
都会に住む私達の心をなごませてくれました。
みんなそれぞれに、この公園で、色々な人や出来事に出会い、
考え方が全く変わったり、生活が全く変わったり、
お互いを隔てていた壁が壊れて、お友達になったり・・・
振り返ってみると、本当に多くのかけがえのないものを
私達それぞれに与えてくれていた公園なのだな、と思いました。
ここでほっ友ができなくなることは、とても残念です。
でも、メンバーの誰かが、
「これで終わりじゃないんだ。これからまた、新しいほっ友が
始まるんだから。」と言っていました。
来月からは、もしかしたら、今までのように広いスペースを使って、
コーヒーを作ってみなさんにお配りする、
というようなことは難しいかもしれません。
(コーヒーだけ飲みに来られる方も含めて、100人前後に配っていました。)
でも、本来ほっ友がめざしていること・・・
孤独や心の傷に苦しむ路上の人々の、心のケア・・・
安心して心の内を話し合える場所を作り、
再び立ち上がるための力や、きっかけを得てもらうこと・・・
そのための場所だけは、来月からも確保して行きたいと思います。
もちろん、tenohasiがこれまでにして来た、あらゆる支援が、
(炊き出し、医療相談、生活、福祉相談、法律相談、鍼灸等)
来月からもみんないっしょに継続できるように、
各方面から働きかけたり、
場所や方法を探したりして行きたいと思います。
(すべての支援がいっしょにできなければ、
本当に困っている人が必要な支援に、なかなか巡り会えないので、
やはり、すべての支援がいっしょに行える場所と方法を探しています。)
再び放送されるようです。 [炊き出し日記]
8月9日の放送に引き続き、
同じ時に取材したものが、今度は12分にまとめられ、
25日(火)の5時〜7時の間に、テレビ朝日で放送されるそうです。
もちろん、その直前に重大事件でもあれば、
流れるそうですが・・・
先日こちらにコメントをして下さった、ディレクター様は、
今回も担当なさっているでしょうか、
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2009-08-13
御心ならば、今現場で起こっていることが、
できるだけ正確に伝えられ、
炊き出しの必要性を多くの方々に理解して頂けますように。
そして、本当に困窮し、弱っている人々、死に瀕している人々を
本当に死に追いやるような結果にならないように、
そんな世の中になって行かないように、
お祈りして行きたいと思います。
同じ時に取材したものが、今度は12分にまとめられ、
25日(火)の5時〜7時の間に、テレビ朝日で放送されるそうです。
もちろん、その直前に重大事件でもあれば、
流れるそうですが・・・
先日こちらにコメントをして下さった、ディレクター様は、
今回も担当なさっているでしょうか、
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2009-08-13
御心ならば、今現場で起こっていることが、
できるだけ正確に伝えられ、
炊き出しの必要性を多くの方々に理解して頂けますように。
そして、本当に困窮し、弱っている人々、死に瀕している人々を
本当に死に追いやるような結果にならないように、
そんな世の中になって行かないように、
お祈りして行きたいと思います。
本当に怖いのは・・・ [炊き出し日記]
今日は炊き出しで、怖い目に遭いました。
多分、こんな経験は、炊き出しに参加してから初めて、
いえ、多分生まれて初めてだと思います。
公園の脇にある建物のトイレの中で、怒鳴り声が聞こえました。
私はまた、炊き出しに来たホームレスの人が、
建物の中に入り込んでしまったのだと思いました。
以前からよく、そこの建物の方から、
ホームレスが入り込むと苦情が来ていたので、
気をつけていたのです。
また苦情が出てはいけないから、と、見に行きました。
(トイレは男女兼用の小さなものでした)
そしたら中で手を洗っていたのは、普通の若い男性でした。
でも、私を見て怒っていたようだったので、
「ごめんなさい、人違いでした。」
と言って、外に出ました。
そしたら、その人が外に出て来て、私の目の前に来て、
私をにらみ、
「おまえを殴っていいか?」
と言います。
様子はブルブル震えていて、そうとう興奮状態でした。
(まぁ、大きな声を出していたぐらいなので、
相当病的な状態だったのだろうと思います。)
思わず、秋葉原でいきなり人々が殺されたことを思い出しました。
・・・怖かったです。
でも、とっさに私も大きな声で、
「何で私が殴られなくちゃいけないんですか!?」と言って、
その人から目を離さずに、
「助けてくださ〜い!この人が私を殴ると言っています!」
と更に大声で叫んでいました。
そしたら、サッと私の前から去って行きました。
(時々振り返って私をにらみながら)
炊き出しのなじみのおじさん達も、私の側に来てくれました。
そして、
「あんな奴、本当に殴る勇気なんかないんだよ。」
と言ってくれました。
という訳で、事なきを得た私ですが、
ゾッとするような身の危険を、炊き出しに来て初めて感じた出来事でした。
帰りもちょっと怖くて、その人がいないかどうか確かめながら帰りました。
炊き出しに来るおじさん達はよく、
大声を出していたり、怒っていたり、お酒に酔っぱらって
訳がわからなくなっていたりはしますけれど、
ボランティアに危害を加えるようなことは絶対にありません。
おじさんどうしでけんかすることはあっても、
ボランティアが仲裁に入れば、ボランティアを殴ろうとする人を
見たことがありません。
増してや、女性を殴ろうなどという雰囲気は全くありません。
だから、私はいつの間にか、炊き出しの現場では、
大声を聞いても怖いと思わなくなっていたし、
それよりもそういう人には近づいて行って、その不満を聞こう、
トラブルの原因を確かめよう、というような意識がありました。
でも、今日・・・今は却って、一般の人の方が怖いんだ、と思いました。
私を殴ろうとしたその人も、身なりなどは全く普通の若いお兄さんでした。
本当に、世の中は、逆転しているんだな、と思いました。
(そんな優しい、炊き出しのおじさん達を、
短絡的に排除することしか考えない世の中って、一体・・・)
今後気をつけようと思います。
多分、こんな経験は、炊き出しに参加してから初めて、
いえ、多分生まれて初めてだと思います。
公園の脇にある建物のトイレの中で、怒鳴り声が聞こえました。
私はまた、炊き出しに来たホームレスの人が、
建物の中に入り込んでしまったのだと思いました。
以前からよく、そこの建物の方から、
ホームレスが入り込むと苦情が来ていたので、
気をつけていたのです。
また苦情が出てはいけないから、と、見に行きました。
(トイレは男女兼用の小さなものでした)
そしたら中で手を洗っていたのは、普通の若い男性でした。
でも、私を見て怒っていたようだったので、
「ごめんなさい、人違いでした。」
と言って、外に出ました。
そしたら、その人が外に出て来て、私の目の前に来て、
私をにらみ、
「おまえを殴っていいか?」
と言います。
様子はブルブル震えていて、そうとう興奮状態でした。
(まぁ、大きな声を出していたぐらいなので、
相当病的な状態だったのだろうと思います。)
思わず、秋葉原でいきなり人々が殺されたことを思い出しました。
・・・怖かったです。
でも、とっさに私も大きな声で、
「何で私が殴られなくちゃいけないんですか!?」と言って、
その人から目を離さずに、
「助けてくださ〜い!この人が私を殴ると言っています!」
と更に大声で叫んでいました。
そしたら、サッと私の前から去って行きました。
(時々振り返って私をにらみながら)
炊き出しのなじみのおじさん達も、私の側に来てくれました。
そして、
「あんな奴、本当に殴る勇気なんかないんだよ。」
と言ってくれました。
という訳で、事なきを得た私ですが、
ゾッとするような身の危険を、炊き出しに来て初めて感じた出来事でした。
帰りもちょっと怖くて、その人がいないかどうか確かめながら帰りました。
炊き出しに来るおじさん達はよく、
大声を出していたり、怒っていたり、お酒に酔っぱらって
訳がわからなくなっていたりはしますけれど、
ボランティアに危害を加えるようなことは絶対にありません。
おじさんどうしでけんかすることはあっても、
ボランティアが仲裁に入れば、ボランティアを殴ろうとする人を
見たことがありません。
増してや、女性を殴ろうなどという雰囲気は全くありません。
だから、私はいつの間にか、炊き出しの現場では、
大声を聞いても怖いと思わなくなっていたし、
それよりもそういう人には近づいて行って、その不満を聞こう、
トラブルの原因を確かめよう、というような意識がありました。
でも、今日・・・今は却って、一般の人の方が怖いんだ、と思いました。
私を殴ろうとしたその人も、身なりなどは全く普通の若いお兄さんでした。
本当に、世の中は、逆転しているんだな、と思いました。
(そんな優しい、炊き出しのおじさん達を、
短絡的に排除することしか考えない世の中って、一体・・・)
今後気をつけようと思います。
お泊まり その3 [炊き出し日記]
詳しいことは書けないのですが、
7月にダンナさんとお泊まりしてつきそった方が、
一度入院したけれど、また戻って来てしまい、
精神的に不安定になってしまったため、
昨夜はまた、お泊まりをしました。
ダンナさんはお仕事が忙しいので、今回は私だけで、
色々な人といっしょに、
てのはしのボトムアップ事務所兼シェルターに泊まりました。
昨日泊まったのは、てのはしの妖怪Bさんと
(カテゴリ「勝手に妖怪図鑑」を参照)
他には20代の若者から、来年80歳になるという方まで、様々な事情の人々でした。
女性は、その方と私だけ。
ううむ・・・こんなおばさんになってから、こんな雑魚寝をするとは・・・
「ここは、ダニがたくさんいて、刺されるんです。」って、
ずっとこのところ泊まっている男子達が、
かゆそうなカサブタだらけの腕をボリボリ掻いていたので、
ちょっとビビりました・・・
新しい人が入ると、ダニを連れて来るのだとか・・・
(ダニだけなら良いですが、時には南京虫とか・・・
色々なところから人が来ますので・・・(^_^;))
あと、普段はボトムアップ事務所は、男だらけで、
部屋の掃除の苦手な私でも、つい片付けをしてしまうほど、
汚く、雑然としているので、
なおさらダニの温床になっているのだと思います。
でもちょうど、蚊に刺されやすい私が持っていた、虫除けスプレーが、
ダニにも効くと書いてあったので、
手足やほぼ全身にスプレー(みんなにも貸してあげました)して寝たら、
刺されずに済んだようです。
その、お泊まりしてつきそった方は、まだまだ前途多難です。
本当に立ち直れるのか・・・人間的に考えると限りなく難しいように思えます。
でも、その方を立ち直らせるのは、私達ではなく、神様であることを信じて、
お祈りして行きたいと思います。
7月にダンナさんとお泊まりしてつきそった方が、
一度入院したけれど、また戻って来てしまい、
精神的に不安定になってしまったため、
昨夜はまた、お泊まりをしました。
ダンナさんはお仕事が忙しいので、今回は私だけで、
色々な人といっしょに、
てのはしのボトムアップ事務所兼シェルターに泊まりました。
昨日泊まったのは、てのはしの妖怪Bさんと
(カテゴリ「勝手に妖怪図鑑」を参照)
他には20代の若者から、来年80歳になるという方まで、様々な事情の人々でした。
女性は、その方と私だけ。
ううむ・・・こんなおばさんになってから、こんな雑魚寝をするとは・・・
「ここは、ダニがたくさんいて、刺されるんです。」って、
ずっとこのところ泊まっている男子達が、
かゆそうなカサブタだらけの腕をボリボリ掻いていたので、
ちょっとビビりました・・・
新しい人が入ると、ダニを連れて来るのだとか・・・
(ダニだけなら良いですが、時には南京虫とか・・・
色々なところから人が来ますので・・・(^_^;))
あと、普段はボトムアップ事務所は、男だらけで、
部屋の掃除の苦手な私でも、つい片付けをしてしまうほど、
汚く、雑然としているので、
なおさらダニの温床になっているのだと思います。
でもちょうど、蚊に刺されやすい私が持っていた、虫除けスプレーが、
ダニにも効くと書いてあったので、
手足やほぼ全身にスプレー(みんなにも貸してあげました)して寝たら、
刺されずに済んだようです。
その、お泊まりしてつきそった方は、まだまだ前途多難です。
本当に立ち直れるのか・・・人間的に考えると限りなく難しいように思えます。
でも、その方を立ち直らせるのは、私達ではなく、神様であることを信じて、
お祈りして行きたいと思います。
8/9「放送されました」コメントへのお返事 [炊き出し日記]
8月9日にアップした日記「放送されました」に関して、
放送の担当ディレクター様より、コメントを頂きました。
お返事を書いていたのですが、長くなったので、
こちらに新しくアップさせて頂きました。
*****************
担当ディレクター様、
丁寧なコメントを下さいまして、ありがとうございました。
2分という短い時間の中での編集には、本当にご苦労が
おありだったことと思います。
誠実に仕上げて下さったお仕事に、素人の私がけちをつけてしまい、
申し訳ありませんでした。
ご近所の「苦情」の問題は、炊き出しに携わる者にとっては、
なかなかぬぐえない「偏見」との闘い、と言い換えることが
できると思います。
「苦情」があるのは確かです。
しかしその苦情が、本当に炊き出しを中止にするべき深刻な内容であり、
苦情を言う方の人数も、そんなに多いのか?と実際に調査してみると、
苦情を言う方は、ごくわずかだったりします。
(tenohasiのブログに、8月7日の調査の報告があるのは、
もうご覧になったでしょうか。
http://tenohasi.exblog.jp/11689103/
もちろん証拠となるような完全な調査ではなく、
あくまでも一例にすぎませんが)
中には具体的に、ここが困る、と問題提起をして下さる方もあり、
その場合は私達もご迷惑に対して謝り、対策を取ることができますが、
ただ、「怖い」とか「居なくなるようにしてほしい」
という、偏見から来る苦情が多く含まれていることは、
大きな問題だと思います。
しかし、そういう少数の方の偏見による苦情も、
毎週熱心に区役所に寄せられることにより、
「多くの苦情」と取り扱われ、
何百人もの炊き出しを実際に潰してしまう・・・
それが今回の事例だと思いますし、
都内の他の多くの炊き出し会場にも、
今同じ問題が起きているのだと思います。
と、このような背景のある「苦情」ですが、
これをもしも、何もご存知のない一般の方々に、
ただ「苦情があります」と伝えてしまえば、一般の方は、
「そうか、苦情があるのか、やはり炊き出しは迷惑なものなんだな。」
と思ってしまうのだと思います。
実際に、ホームレスと関わったことのない人にとっては、
ホームレスはやはり、「怖い」「汚い」
「何を考えているのかわからない」・・・そういう人達です。
私自身も、支援を始める前はそうでした。
でも、それだからこそ今、一般の人々の偏見をぬぐうこと、
ホームレスも普通の人である、ということを多くの人々に
理解して頂くことが、とても大切な時期にある・・・と
私は思うのです。
そういうところから、先日の放映を拝見した時、
区役所の方が「苦情」の存在について答えておられた映像の後、
tenohasi側の「苦情」に関する反論等の映像が
挿入されていれば良かったのに、
と残念に思いました。
でも、取材し、ニュースとしてまとめ、放映して下さった
方々の誠実な姿勢に関しては、感謝いたします。
これにこりず、どうぞ今後とも、
日本の貧困問題の報道、
社会的に弱い立場に追い込まれている方々にも光を当てる報道を
どうぞよろしくお願いいたします。
放送の担当ディレクター様より、コメントを頂きました。
お返事を書いていたのですが、長くなったので、
こちらに新しくアップさせて頂きました。
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担当ディレクター様、
丁寧なコメントを下さいまして、ありがとうございました。
2分という短い時間の中での編集には、本当にご苦労が
おありだったことと思います。
誠実に仕上げて下さったお仕事に、素人の私がけちをつけてしまい、
申し訳ありませんでした。
ご近所の「苦情」の問題は、炊き出しに携わる者にとっては、
なかなかぬぐえない「偏見」との闘い、と言い換えることが
できると思います。
「苦情」があるのは確かです。
しかしその苦情が、本当に炊き出しを中止にするべき深刻な内容であり、
苦情を言う方の人数も、そんなに多いのか?と実際に調査してみると、
苦情を言う方は、ごくわずかだったりします。
(tenohasiのブログに、8月7日の調査の報告があるのは、
もうご覧になったでしょうか。
http://tenohasi.exblog.jp/11689103/
もちろん証拠となるような完全な調査ではなく、
あくまでも一例にすぎませんが)
中には具体的に、ここが困る、と問題提起をして下さる方もあり、
その場合は私達もご迷惑に対して謝り、対策を取ることができますが、
ただ、「怖い」とか「居なくなるようにしてほしい」
という、偏見から来る苦情が多く含まれていることは、
大きな問題だと思います。
しかし、そういう少数の方の偏見による苦情も、
毎週熱心に区役所に寄せられることにより、
「多くの苦情」と取り扱われ、
何百人もの炊き出しを実際に潰してしまう・・・
それが今回の事例だと思いますし、
都内の他の多くの炊き出し会場にも、
今同じ問題が起きているのだと思います。
と、このような背景のある「苦情」ですが、
これをもしも、何もご存知のない一般の方々に、
ただ「苦情があります」と伝えてしまえば、一般の方は、
「そうか、苦情があるのか、やはり炊き出しは迷惑なものなんだな。」
と思ってしまうのだと思います。
実際に、ホームレスと関わったことのない人にとっては、
ホームレスはやはり、「怖い」「汚い」
「何を考えているのかわからない」・・・そういう人達です。
私自身も、支援を始める前はそうでした。
でも、それだからこそ今、一般の人々の偏見をぬぐうこと、
ホームレスも普通の人である、ということを多くの人々に
理解して頂くことが、とても大切な時期にある・・・と
私は思うのです。
そういうところから、先日の放映を拝見した時、
区役所の方が「苦情」の存在について答えておられた映像の後、
tenohasi側の「苦情」に関する反論等の映像が
挿入されていれば良かったのに、
と残念に思いました。
でも、取材し、ニュースとしてまとめ、放映して下さった
方々の誠実な姿勢に関しては、感謝いたします。
これにこりず、どうぞ今後とも、
日本の貧困問題の報道、
社会的に弱い立場に追い込まれている方々にも光を当てる報道を
どうぞよろしくお願いいたします。
意見を送りました。 [炊き出し日記]
みなさんに呼びかけておいて、
自分はなかなか作文がまとまらなかった私・・・(^_^;)
遅まきながら、やっと、豊島区に意見を送りました。
豊島区が考え直して下さることを祈りつつ・・・
***********************
「tenohasiの支援活動継続を切に希望いたします。」
私は区外の者ですが、数年前より、南池袋公園でのtenohasiの活動に参加させて頂いて参りました。
南池袋公園閉鎖後の炊き出しの存続を、豊島区が一切認めて下さらない、と伺い、このままでは池袋で亡くなる方が増えるのでは、と本当に心配になります。
区民の方のごく一部には、ただひたすら路上の人達を排除したい、と思う方もおられるのでしょう。
しかし、ほとんど多くの人々は、この不景気で派遣切りに遭い、様々な不運から路上に出ざるを得なくなった人々に対して、心を痛め、同情して下さっています。
何とかしてそういう人達が、再び安心して住めるところと働ける場所を得られることを、願って下さっています。
(このことは、tenohasiの者が8月7日に行った調査、そして、8月7日と8日に、テレビの取材班が行った調査でも、実際にそのような結果が出たと伺いました。)
私は、それが本来の、人間としてのあり方だと思います。
排除しようという方々は、私達の人間社会が、貧しい人々もお金持ちの人々も、すべてが支え合って、助け合って成り立っている、ということをすっかり忘れていると思います。一切の支援をせずにただ排除せよ、という考え方は、突き詰めれば、いなくなればいい、死ねばいい、という恐ろしい考え方に結びつくと思います。この論理から私は、かつてのナチスを思い出し、本当に恐ろしく思います。
私は、貧しい人も、お仕事の合間の人も、子供達も、お年寄りも、若者も、色々な人々がのんびりと居られる南池袋公園が、そして豊島区が好きでした。
炊き出しにならぶおじさん達のすぐ脇で、保育園の幼児達や小中学生の子供達が、平気で遊ぶのを何度も見た事があります。路上生活者がちっとも危険な人達でないこと、子供でも知っている子は知っているのです。
ボランティアスタッフにも、小、中、高校生などがおり、初回には決まって、「行く前は怖いと思っていたけれど、実際に話すと全く怖くない、普通のおじさん達、むしろ優しいおじさん達なんですね。」と言ってくれます。
私はそういう豊かな空間を持っていた豊島区に、人間性を忘れた、冷たい区になってほしくはないのです。
どうか、炊き出しを始めとする支援の必要性について、社会的道義性について、人間性について、今一度お考え下さり、地域と共存できる道を、簡単ではないかもしれませんが、私達とともにお考え頂きたいと思うのです。
このご決断には、今後たくさんの命が生きられるか、死ぬか、たくさんの人生が立ち直れるのか、あるいは絶望のまま死んで行かなければならないのかが、かかっております。
どうぞ、切に、切に、お願いいたします。
自分はなかなか作文がまとまらなかった私・・・(^_^;)
遅まきながら、やっと、豊島区に意見を送りました。
豊島区が考え直して下さることを祈りつつ・・・
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「tenohasiの支援活動継続を切に希望いたします。」
私は区外の者ですが、数年前より、南池袋公園でのtenohasiの活動に参加させて頂いて参りました。
南池袋公園閉鎖後の炊き出しの存続を、豊島区が一切認めて下さらない、と伺い、このままでは池袋で亡くなる方が増えるのでは、と本当に心配になります。
区民の方のごく一部には、ただひたすら路上の人達を排除したい、と思う方もおられるのでしょう。
しかし、ほとんど多くの人々は、この不景気で派遣切りに遭い、様々な不運から路上に出ざるを得なくなった人々に対して、心を痛め、同情して下さっています。
何とかしてそういう人達が、再び安心して住めるところと働ける場所を得られることを、願って下さっています。
(このことは、tenohasiの者が8月7日に行った調査、そして、8月7日と8日に、テレビの取材班が行った調査でも、実際にそのような結果が出たと伺いました。)
私は、それが本来の、人間としてのあり方だと思います。
排除しようという方々は、私達の人間社会が、貧しい人々もお金持ちの人々も、すべてが支え合って、助け合って成り立っている、ということをすっかり忘れていると思います。一切の支援をせずにただ排除せよ、という考え方は、突き詰めれば、いなくなればいい、死ねばいい、という恐ろしい考え方に結びつくと思います。この論理から私は、かつてのナチスを思い出し、本当に恐ろしく思います。
私は、貧しい人も、お仕事の合間の人も、子供達も、お年寄りも、若者も、色々な人々がのんびりと居られる南池袋公園が、そして豊島区が好きでした。
炊き出しにならぶおじさん達のすぐ脇で、保育園の幼児達や小中学生の子供達が、平気で遊ぶのを何度も見た事があります。路上生活者がちっとも危険な人達でないこと、子供でも知っている子は知っているのです。
ボランティアスタッフにも、小、中、高校生などがおり、初回には決まって、「行く前は怖いと思っていたけれど、実際に話すと全く怖くない、普通のおじさん達、むしろ優しいおじさん達なんですね。」と言ってくれます。
私はそういう豊かな空間を持っていた豊島区に、人間性を忘れた、冷たい区になってほしくはないのです。
どうか、炊き出しを始めとする支援の必要性について、社会的道義性について、人間性について、今一度お考え下さり、地域と共存できる道を、簡単ではないかもしれませんが、私達とともにお考え頂きたいと思うのです。
このご決断には、今後たくさんの命が生きられるか、死ぬか、たくさんの人生が立ち直れるのか、あるいは絶望のまま死んで行かなければならないのかが、かかっております。
どうぞ、切に、切に、お願いいたします。