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意見を送りました。 [炊き出し日記]

みなさんに呼びかけておいて、
自分はなかなか作文がまとまらなかった私・・・(^_^;)
遅まきながら、やっと、豊島区に意見を送りました。
豊島区が考え直して下さることを祈りつつ・・・

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「tenohasiの支援活動継続を切に希望いたします。」

私は区外の者ですが、数年前より、南池袋公園でのtenohasiの活動に参加させて頂いて参りました。
南池袋公園閉鎖後の炊き出しの存続を、豊島区が一切認めて下さらない、と伺い、このままでは池袋で亡くなる方が増えるのでは、と本当に心配になります。

区民の方のごく一部には、ただひたすら路上の人達を排除したい、と思う方もおられるのでしょう。
しかし、ほとんど多くの人々は、この不景気で派遣切りに遭い、様々な不運から路上に出ざるを得なくなった人々に対して、心を痛め、同情して下さっています。
何とかしてそういう人達が、再び安心して住めるところと働ける場所を得られることを、願って下さっています。
(このことは、tenohasiの者が8月7日に行った調査、そして、8月7日と8日に、テレビの取材班が行った調査でも、実際にそのような結果が出たと伺いました。)

私は、それが本来の、人間としてのあり方だと思います。
排除しようという方々は、私達の人間社会が、貧しい人々もお金持ちの人々も、すべてが支え合って、助け合って成り立っている、ということをすっかり忘れていると思います。一切の支援をせずにただ排除せよ、という考え方は、突き詰めれば、いなくなればいい、死ねばいい、という恐ろしい考え方に結びつくと思います。この論理から私は、かつてのナチスを思い出し、本当に恐ろしく思います。

私は、貧しい人も、お仕事の合間の人も、子供達も、お年寄りも、若者も、色々な人々がのんびりと居られる南池袋公園が、そして豊島区が好きでした。
炊き出しにならぶおじさん達のすぐ脇で、保育園の幼児達や小中学生の子供達が、平気で遊ぶのを何度も見た事があります。路上生活者がちっとも危険な人達でないこと、子供でも知っている子は知っているのです。
ボランティアスタッフにも、小、中、高校生などがおり、初回には決まって、「行く前は怖いと思っていたけれど、実際に話すと全く怖くない、普通のおじさん達、むしろ優しいおじさん達なんですね。」と言ってくれます。

私はそういう豊かな空間を持っていた豊島区に、人間性を忘れた、冷たい区になってほしくはないのです。

どうか、炊き出しを始めとする支援の必要性について、社会的道義性について、人間性について、今一度お考え下さり、地域と共存できる道を、簡単ではないかもしれませんが、私達とともにお考え頂きたいと思うのです。
このご決断には、今後たくさんの命が生きられるか、死ぬか、たくさんの人生が立ち直れるのか、あるいは絶望のまま死んで行かなければならないのかが、かかっております。
どうぞ、切に、切に、お願いいたします。
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コメント 2

にぼし

本当に、心からお祈りいたします。
by にぼし (2009-08-11 11:48) 

めう三毛女

にぼしさん、
いっしょにお祈り下さって、ありがとうございます。
by めう三毛女 (2009-08-11 14:17) 

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