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北海道西北部の旅 その5 [秘境駅じゃない旅]

翌日は、前日よりも天気が良くなりました。
すっかり元気になったダンナさんと二人で朝から自転車を借り、
二人で島めぐりをしました。

自転車に乗るのはでも、二人とも二十年ぶりぐらいなので、
ちょっとヨロヨロしながら、
海岸線に沿って自転車を走らせました。

しかし前半、いきなり試練が・・・

前日歩いている時にはあまり意識していませんでしたが、
結構アップダウンの激しい坂道・・・
ダウンもちょっと怖いけど、とにかくアップがきつい・・・
一応7段変速の自転車でしたが、
それでもきつくて二人とも登り切れず、
(普段自転車に乗らず、運動不足だったりもすることも
大きな理由だと思います。)
二人でゼイゼイ言いながら自転車を押して、坂道を登るのでした。

特に私のゼイゼイ具合はすごくて、
こんなの小中学校の体育の時間以来ではないか、と思うぐらい、
(昔から体育はダメなヒトでした)
ゼイゼイと肩で息をしながら、
でも、帰りのフェリーの時間もあるので、あんまりゆっくり
休んでいる訳にも行かず、ひたすら前に進みました。

ダンナさんは後になって、「めうさんが死ぬんじゃないかと思った。」
と告白しています。そのぐらい、はた目にもすごかったらしい・・・

そんな感じではじめの1時間ぐらい、地獄の試練でしたが、
羊さんには会えて、うれしかった♥
FH010014.JPG

そして、島の反対側に出て、
島の真ん中を突っ切るサイクリングコースに入ると・・・
・・・雄大な景色、ゆるやかな下り坂!
そこには天国が待っていました〜!
FH010006.JPG

そして、雄大な景色が随分続いた後、前日私が歩いた、
オンコ林に入りました。
ここは砂利道でしたが、平坦だったので楽で、
気持ちの良い道でした。

という訳で、前半地獄の試練、後半天国の祝福の、
焼尻島サイクリングコースでありました。
(逆じゃなくて良かったと思います。)

自転車を返してしばらくすると、船の時間になり、
再び羽幌へ向かいました。
今回は船酔い対策をばっちり・・・二人で酔い止めを飲んで、
酔いに弱いダンナさんが壁際の安定した場所に横になり、
「さぁ、来いっ!揺れるもんなら揺れてみろ!」
と息巻いていたのですが、

でも、今回はあんまり揺れず、船はゆりかごのように
気持ち良くフワフワと進んで行きます。
やわらかい日も差していたので、
二人とも気持ち良くて寝てしまいました・・・。

羽幌に着いてから、お昼ご飯(ラーメン)を食べ、
また沿岸バスに乗って、
ひたすら海岸線に沿って、次なる目的地、
豊富に向かいました。

豊富は、実は4年前(もう4年前になるの!?)にも一度
立ち寄っていて、
豊富牛乳がとてもおいしかった記憶があります。
http://meou-mikejo.blog.so-net.ne.jp/2006-05-21-1

バスに2時間以上揺られて、やっと豊富に着きました。
そこでいきなり、ショッキングなことが・・・!

4年前に宿泊したホテルが、潰れている・・・(ToT)
いや、潰れてはいないのかもしれないけれど、休業中という貼り紙が・・・

今回はダンナさんが、別の宿を予約したので、
休業中であることがわからなかったのですね・・・

それで、今回宿泊したのは、福ノ家・・・
http://www.n43.net/onsen/toyotomi/fukunoya/index.htm
・・・普通の宿に見えるでしょう・・・?

でも・・・ダンナさんと私がこれまでに宿泊した宿の中で、
一番インパクトの強い宿でした!

時間がなくて、写真撮影はできなかったのですが、
まず入口がすごいインパクト・・・
カエルさんや猫さんや、様々なお人形達が、お出迎え!
何とも独特なオーラを放っています。

そして、最後にお迎えに出て下さったおかみさんがまた、
そのお人形達のご本尊という感じ・・・むふふ、大好き♥

それで、建物の中も何かとても不思議な感じ。
古い木造で、急な階段を登ってくねくねと曲がり、
更に今度は階段をちょっと下がって行き、
部屋に入る時にまた一段上がって・・・
まるで忍者屋敷のような不思議な空間・・・
そして洗面所は・・・深川の旅館よりも更に昭和だわぁ・・・

そして通されたお部屋には、
今度はお金を入れなくても映るテレビだけど、
リモコンがついていない、自分で本体のボタンを
ポチッと押さなくちゃいけないテレビ・・・
そしてダイヤル式の昭和の電話機・・・
やかんの中にお水・・・
思わずうれしくなって、写真を撮りました。
100503_1735~01.jpg

そして、部屋の鍵は、南京錠・・・いいなぁ!
鍵を忘れたら鍵を壊さないと入れない!
100503_1735~03.jpg

うちの子、つるっつるる君もうれしそうに窓の外を眺めています。
100503_1737~01.jpg

おまけに、一応「温泉旅館」で、内風呂もあるけれど、
お向かいの「ふれあいセンター」の方が、元湯で、広いので、
みなさんそちらの方に行かれます、とのこと・・・。

いいなぁ、そういうの!すごく気に入ったです!

おまけに、お部屋でお茶を飲んでいて気がついたのですが、
この部屋、微妙に傾いているよ・・・
きっとビー玉を転がしたら、すごくよく転がると思う・・・
長年の雪の重みでそうなったのかなぁ・・・?

いいっ!すばらしいっ!

と、二人でものすごく喜んで、お向かいのお風呂に入りに行きました。
500円しましたが、さすが元湯、
4年前に入ったホテルのお湯とは全く違っていました。

もともとは石炭や石油が出たという豊富、
風呂場に入るといきなり、石油っぽい匂いが・・・
そして濁った湯船には、油が浮いていました・・・
これが本当の豊富温泉の湯だったのね!
(以前入ったものは、もう少しさらさらだったように思います。)

ちなみにこの「ふれあいセンター」には、
本格的な湯治用の浴槽も別にあるそうです。

少し小雨が降る夕方でしたが、
とてもよく暖まりましたし、皮膚もスベスベになりました。

宿に帰ると、晩ご飯を頂きました。
宿のご主人は漁師さんとのことで、
とても新鮮なお魚に大きな巻貝、海藻の入ったお味噌汁・・・
とてもおいしかったです。

夜はちょっと斜めの部屋で、とてもいい気分で眠りました。
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around75

サイクリングコース素晴らしい景色ですね。
それに加えてレトロな感じのするステキな
旅館ですね。
一度行ってみたくなりました。
by around75 (2010-05-11 16:40) 

めう三毛女

around75さん、
サイクリングコースはお薦めです。
私は船の時間を意識して急いでしまいましたが、
ゆっくりと回っても、2時間以内で回れてしまうと思います。

旅館は趣味にもよると思いますが、
レトロな感じがお好きでしたら、お薦めです!
by めう三毛女 (2010-05-11 18:35) 

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