おばさんとの攻防

ある仏教系の宗教の本を配るおばさん達に会いました。
インターホンごしに、「本を贈呈するので読んで下さい。」
とおっしゃるので、郵便受けを見たら、
「○○を信じない人は滅びる」というようなことが表紙に書いてありました。
とっさに、「ちゃんとお断りしなくちゃ。」と思って、ドアを出て、
本を家々に配っているおばさん達にお返ししました。

せっかくくれたものを返すなんて、
ちょっとやり方がヒステリックかしら？とも思ったのですけれど、
以前、他の宗教の方が冊子を持っていらした時に、
冊子を受け取ったら、何度も訪ねて来られるようになって、困った、
ということがあったので、
やっぱり、ダメなものはダメと言っておこう、と思ったのですね。

おばさん達は、私がクリスチャンだと言うと、
「そういう人こそ読まなくちゃ。」とおっしゃって、
キリスト教の人が戦争を起こしているじゃないの、
とか、聖書は史実ではないのよ、
といったようなことをおっしゃったのですが、
その辺の議論をしていると永遠にかみ合わなくなってしまうので、
とりあえず、
戦争を起こしている人は、聖書を間違って解釈していると思う、ということと、
聖書が史実であるかどうかについては、この場では議論したくない、
ということを伝えて、何とか収めて頂きました。

最後に、「今幸せですか？」と聞かれたので、
「はい、クリスチャンになって人生が全く変わって、とても幸せです。」と答えました。

マザーテレサは、色々な救済活動をする時、自分自身はキリストに固く立っていたけれど、
他の神を信じる人を分け隔てしたり、価値観を押し付けたりはしなかったといいます。
むしろ、相手がどんな思想信条を持っていようが、
困っている人々、貧しい人々の中にキリストを見ていたそうです。
その生き方が良かったのか悪かったのか、色々な意見があるのだろうと思います。
でも、私もできればそんな風に生きたいと思っています。
言葉をもって、さぁ、宣教だ！というよりも
人々を愛する行為の中に、神様の栄光が表される、という生き方ができたら、
どんなにすばらしいかと思います。
（決して言葉による宣教の努力が悪い、という意味ではありません。
宣教のトラクトとか、クリスチャンが語った言葉がきっかけで
教会にいらっしゃる方も多いですし・・・
ただ、相手の状況やその時の気持ちを知らないのに、
良いことなんだからとにかく語れ！という宣教は苦手です。）

それにしても、きょうのおばさん達への私の対応、これで良かったのかなぁ？？？
とも思います。
「宗教戦争」のタネが、自分の中にもある、ということを
いつも気づいていなければいけない、と思いました。

コメント 2

こんにちは。攻防大変だったみたいですねぇ。
でも結論から言うと、あまり深入りしない方がいいと思いますよ。
少なくとも「あのような対応で良かったのかな」などと引きずっている
部分もあるようですが、本来そんなことを気にする必要もないわけですからねぇ。
それにこちらはいろいろやることがあるにもかかわらず、一方的に押しかけて
来るという方法が無神経と言わざるを得ないと思います。

　教会の牧師に、こういうケースの場合、どのように対応したらよいか聞いて
おくといいかもしれませんね。私は立場上、こういう方の訪問は歓迎しますけど。
とにもかくにもお疲れ様でした。(^-^)
by ラミーキッズ (2006-02-09 13:21) 

ありがとうございます。
できるだけ深入りしないようにしたいと思っています。
今回のことで私の家は、おばさん達のブラックリストに挙がって２度と来ない・・・といいなぁと思っています。
それとは別に、おばさん達とのやり取りを考える時、
やっぱりある意味、霊の戦いがあったような気がしたのです。
おばさん達がうちに本を届けに来たこと、私とああいうやり取りを
するハメになったことも、何か神様の導きがあったのだろう、と思うのです。
（少なくとも、そうなることを神様が許された、といいますか）
そういう意味で私は、おばさん達の心に、神様のあり方をほんの少しでも
表すことができたかなぁ、と思うのです。
そういう、とっさの行動にも、神様のハンコが確かに押してあるような、
そんなクリスチャンになれたら、うれしいのですが・・・ううむ・・・
by めう三毛女 (2006-02-10 20:16)