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Y叔母の死 [でもクリ日記]

前回の記事から、随分と時間が経ってしまいました。
心身ともに慌ただしく過ごしていたら、
なかなか文章としてまとめることができなかったのです。

Y叔母は、11日に亡くなりました。
10日の夜に容態が悪くなって、
夜中ずっと、母が一人で付き添い、
11日の朝に静かに亡くなったそうです。

それからは12日にお通夜、13日にお葬式と、
すべて慌ただしく過ぎて行きました。

葬儀は、家族と、仕事や活動をいっしょにして来た仲間が送る、
無宗教の葬儀で、
簡素ながらも、心のこもった葬儀になりました。

母はY叔母が亡くなる前、それとなく、
母自身の信仰の話をしたそうなのですが、
(母もクリスチャンなので)
強い信念をもって一生を貫いて来た叔母からは、
「クリスチャンって、ずるいんだね。」
と、笑いながら言われてしまったそうです。

叔母があちらで今、どんな思いを持っているのか、
神様とどんな関係になっているのか、
私にはわかりませんが、
叔母が一生をかけて、平和を作るために、
社会の隅に追いやられて傷ついた人々のために、
働いて来たことを、
神様が見て下さることを祈るばかりです。

私は葬儀後、15日に帰って来たのですが、
母は葬儀後も、ウィークリーマンションに滞在しながら、
様々な手続きを行って、20日にやっと帰って来ました。

80歳の母と、70代後半の叔父(もう一人の叔母、R叔母のダンナさん。
R叔母はもともと持病があるのですが、今回ショックからなのか、
体調を崩して、葬儀後ほとんど動けなくなってしまった)が、
ほとんど二人で駆け回ったそうです。

二人とも、よく体力がもったなぁ、と思いますが、
何とか今のところ、インフルエンザや風邪からは守られて
いるようです。

まだ、独り暮しだったY叔母の家は、
救急車で運ばれた時のまま、
ほとんど手つかずのまま残っているのですが、
今は雪が積もっていて、年寄りばかりで集まっても、
とても整理などできないため、
(しかも、私の祖父母の頃からの物が、たくさん残っている)
4月に雪が融けた頃に、ゆっくりとみんなで集まって、
整理することにしました。


話は前後しますが、
ひとつだけ、ちょっと不思議な体験をした話を・・・。
(極度の恐がりさんは、以下は読まないで下さいね。)

お通夜の夜、母と私で、叔母の夜伽をしました。
(叔母の遺体と一晩過ごしたのですね。)
宿泊するための施設ではない、葬儀場だったので、
あんまり深くは眠れず、
寝ぼけていたのかもしれませんが・・・

明け方、母がトイレに起きて行って、しばらくすると、
叔母の棺のあたりで、何だか人が動く、
衣擦れのような音がします。

「あれ?さっきトイレに行ったのに、
もう帰って来て、叔母の顔でも見ているのかな?」

と寝ながら思っていたら、母がトイレから戻って来ました。
「じゃあ、誰!?」と思って、顔を上げて棺を見たのですが、
誰も居ませんでした。

う〜む・・・私はそういう不思議な体験は
これまでにしたことがなかったのですが、
あの音は叔母だったのか・・・?とちょっと思いました。

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コメント 4

ほるん

お疲れ様でした。叔母様も、お母様も、それぞれが満足した最期を迎えることができたのではないでしょうか。
兄弟の絆って、親子とはまた違いますよね。私の母、80を迎えた兄がいますが、未だに「兄ちゃんの調子が・・・。」自分も血圧が高くて調子が悪いのに。2人っきりの兄妹だからかな?

衣擦れの音は、間違いなく叔母様だと思います。私も、祖母がなくなってまもなく(小6の時)、祖母を感じました。勝手口の鍵を開ける音がして、生まれてはじめての金縛り、枕元に、祖母がいました。
朝になって勝手口を見ると、鍵が開いていました。夜、閉めてあったのは、確認しています。
叔母様は、めうさんとお母様に、感謝したくてお出でになったのでは?
うちのばあちゃんは、お転婆な孫娘の将来を心配してきたのだと思いますが・・・。
by ほるん (2011-01-25 07:23) 

めう三毛女

ほるんさん、
兄弟の絆、一人っ子の私にはわからない結びつきですけれど、
本当にいくつになっても兄弟なんだなぁ、と思ったのは、
今回、長女の母が長女らしくしっかりとしていて、
妹達の面倒を見ている、という感じになっていたことでした。

亡くなった方が最後に家族に会いに来るって、
遠野物語で読んだことがありますが、本当にあるんですね。
ほるんさんのご経験は私よりもずっとリアルですね。

あれは寝ぼけただけかなぁ?とか、
屋根から雪がすべり落ちた音かなぁ、
なんて思い始めていたのですが、
あんな音は、あの瞬間だけだったので、
やっぱり叔母だったのだ、と思うことにします(^_^)。
by めう三毛女 (2011-01-25 08:41) 

さくらそう

お忙しかったですね。
叔母様のご冥福をお祈りいたします。
怖い話ではない、不思議な事が起こるものですね。
主人が祖父が亡くなったときにも、
我が家も、主人の実家も、不思議な体験をしました。
夜中に階段を上がる音がしたとか、
私は、いつもは携帯があるから聞かないのに、その日だけは出張先のホテルの電話番号を聞いておいたとか・・・
by さくらそう (2011-01-30 17:01) 

めう三毛女

さくらそうさん、
ありがとうございます。
やっぱりそういうことってあるんですね。
叔母が最後に、お別れをして行ってくれたのだなぁ、
と思うと、
ありがたいなぁ、と思います。
by めう三毛女 (2011-01-30 19:26) 

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